2019/09/30
インターンシップ事業実績【2019年夏】インターンシップを受け入れました【視察・研修ツアーの企画】
8月19日〜9月20日の5週間、とみおかプラスで大学生インターンをお迎えしました。
ミッションは、ツアーを企画せよ!
参加してくれたのは、2名の女子大学生。
おひとりめは、北海道の大学で建築を専攻する学生さん。ご出身は日本最北のまち・稚内市。将来は地元・北海道でまちづくりに関わる仕事がしたいという夢をお持ちで、「課題先進地域である富岡町で、どのようなまちづくりがなされているのか学びたい」という熱い思いで、富岡を訪れてくれました。
もうおひとりは、愛知の大学で外国語を専攻する学生さん。旅行が好きで、海外経験豊富なのはもちろん、国内は47都道府県全てを制覇したというツワモノ。「観光に関する知見を活かし、富岡の魅力を発信するツアーをつくりたい」と、弊社でのインターンを希望してくれました。
そんなおふたりに与えたミッションは、富岡町の視察・研修ツアーの企画。
弊社では「県外の、特に若い世代の人にも富岡の現状を知ってもらい、魅力に触れ、継続して町の復興・発展を応援してくれる “とみおかのファン” を増やしたい」そんな思いで、視察・研修事業を新たに進めています。
県外に暮らす大学生が震災・原発事故をどのように受け止め、富岡町のどんなところに魅力を見出すのか… インターン生から多くのヒントをいただきながら、一緒にツアーづくりを行いました。
インターン期間中の活動の様子
双葉郡の地域のことを知る
1週目は「他町村ではどのような取り組みをしているか」「移住者は、地域のどんなところに魅力を感じて移住を決断したのか」を探るべく、ヒアリングを実施。
ヒアリングにご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。
富岡町をとことん知り尽くす
2週目は、富岡町のことをとことん知る!ことを目的に、町内視察や、町内で活動する方々に会いにお出かけしました。
インターン生の目に、富岡の街並み、富岡で汗を流す人の姿はどのように映ったかな?
模擬ツアーを開催
そしてなんと3週目には、実際に、模擬ツアーを企画・開催!
ツアーのコンセプトから内容まで、全てをインターン生がプロデュースしてくれました。
コンセプトは、ツアー参加者が「町とのつながりをつくる」。
では、どうしたらつながりがつくれるのか? どうしたら富岡のことが他人事から自分事になるのか? インターン生2人が考え抜いた末に辿り着いたそのツアー内容は、
■ 農業体験
■ 町民ガイドによる、町内視察ツアー
■ 富岡町民との対話
■ 富岡町民との交流BBQ
■ 写真集制作
「ツアー1回きりでなく、何回も富岡町を訪れてほしいから」と、「富岡町をもっと知りたい」という思いを刺激するようなツアーをつくりたい… そんな思いを込めて、町民さんへの協力依頼から細かな準備まで、丁寧にお仕事していただきました。
模擬ツアーには、県外の大学生10人が参加してくれました。ほとんどの学生さんが、富岡を訪れるのは初めて。
参加者も、ツアーにご協力くださった町民の皆さまも、真剣に向き合い、充実した時間を過ごしました。
ツアーの最後には、参加者それぞれが切り取った富岡の風景に言葉を添えて、写真集を制作しました。震災当時まだ10歳前後だった彼らが語る、福島・富岡に対する素直な意見や思いは、とても新鮮なものでした。
ツアー参加者からは「また富岡で出会った人に会いに来たい」「何度も訪れて、町が変化していく様子を見たい」という嬉しい感想をいただきました!
この言葉には、インターン生も事務局スタッフも感激!
模擬ツアー開催後も、参加者からの意見を踏まえて、さらに企画をブラッシュアップ。
来春から全国の大学生を受け入れできるようにと、準備を進めています。
感謝状
町民の方々と積極的に交流して、とみプラスタッフの一員として事業企画に取り組んでくれたインターン生おふたり、本当にありがとうございました。
富岡町での出会いや経験が、これからの学生生活・社会人生活を少しでも豊かにできたならば、嬉しく思います。
弊社スタッフ一同、お二人の未来を応援しています!
また富岡に帰ってきてね!