2022/10/24
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【福島県移住】富岡町プチ移住体験ツアー開催レポート【移住定住】

10月8日(土)~10月10日(月・祝)の2泊3日、富岡町での移住体験ができるとみおかが好きになる。とみおかに住まう。プチ移住体験ツアーを開催しました。

このツアーは、旅行会社JTB、富岡町、とみおかプラスが協働で企画。富岡町をはじめとする福島県浜通りへの移住や暮らしに関心のある、幅広い年齢の方々が富岡町を訪れました。

(2日目の、農業体験を終えた参加者の様子)
 

1日目 富岡町の歴史と今を知る

朝8時上野駅発の特急ひたちに乗車した皆さんと、11時に富岡駅で合流。(品川、東京、上野駅から乗り換えなしで、約3時間で富岡に着くんです!)
富岡町の買い物の拠点、商業施設「さくらモールとみおか」の2階会議室で自己紹介ワークショップ。
どんな思いで参加しているのか、お互いを知る時間を持ちました。

参加者の皆さんのほとんどは、以前にも福島県を訪れたことがあるとのこと。
「復興の勢いが感じられ、海の恵みや美しさに惹かれました」
「移住に関心があり、制度の充実している福島で日本の復興に関わりたいと思った」
「仕事がリモートワークのため移住に興味があり、まだ行ったことのない場所で新しい魅力を発見できれば」
など、それぞれの思いで参加してくださったようです。

 

富岡町に住まうにあたり、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故のことを避けて通ることはできません。
参加者の皆さんと、2021年に震災遺構として整備された浪江町の「震災遺構 浪江町立請戸小学校」と「大平山霊園」、富岡町の「とみおかアーカイブ・ミュージアム」を見学しました。とみおかプラススタッフと学芸員の案内のもと、震災や原発事故の様子はもちろん、震災以前の町の営み、文化などを学ぶ時間となったようです。

夕食は、福島産日本酒の品ぞろえが町内一の居酒屋「旬感 元家(げんや)」で、心づくしの料理とお酒を楽しみました。

 

2日目 富岡町の生業と移住後の暮らしを知る

2日目は、地元農家さんを訪ねての農業体験。
10月~11月は、富岡町でも稲刈りのシーズン。富岡町での農業の現状をお伺いしながら、稲を手で刈ったり、コンバインに乗せてもらったり。稲刈り体験は、この時期にしかできないので、皆さん慣れない手つきながら、非常に楽しんでいました。

 

また富岡町では、同じ農業でも花卉栽培をしている会社もあります。
夜の森ローズガーデン」では、バラの栽培方法や出荷状況、求人の現状などを伺った後、参加者一人一人にバラをプレゼントしていただきました。

 

稲刈り体験のあとは、2022年にオープンしたばかりの「トータルサポートセンターとみおか」のワークショップルームで、ランチ作り。こちらの施設は、なんと無料で利用できるんです。(一部条件あり)
この日のランチに使用した野菜は、すべて富岡町で生産されたもの。とみおかプラススタッフがつながりのある農家さんに提供していただきました。

参加者皆さん、真剣に、でも楽しそうに分担して作っていましたよ。みんなでつくると、関係が深まりますね。

 

夕方には、先輩移住者3人から移住体験を聞く時間を設けました。

1人目は、富岡町で子育てをしながら「いわき・双葉の子育て応援コミュニティ Cotohana(コトハナ)」の共同代表を務める鈴木みなみさん。
鈴木さんからは、地域の皆さんに見守られながら子育てができていること、自分が必要だなと思ったことーー町村を越えた、子どもたちの遊び場や医療機関などの情報発信、子ども食堂の運営などーーを活動にすることで地域とのつながりが生まれ、助けられていることなどが話されました。

2人目は、とみおかワインドメーヌの統括責任者で地域おこし協力隊の細川順一郎さん。
山梨県でワイン用ブドウの栽培からワイナリーの運営までを行っており、自身のワイナリーをつくろうと準備していた時に富岡町でのワインづくりを知り、足を運んだこと。その時に見た、福島第二原子力発電所が見える場所にあるワイン葡萄の圃場に衝撃を受け、そこでワインづくりを始めている人たちの思いに共感し、移住を決めたこと。富岡町の温暖な気候はワイン用ブドウづくりに適しており、自分のスキルを富岡町で生かせることに使命感を感じていると熱く話してくれました。

3人目は、富岡町在住のローカルライター、山根麻衣子さん。
山根さんは福島県浜通り全域に取材に行くため、富岡町は、浜通りのほぼ真ん中に位置しているので、車の運転さえできればどこに行くにもアクセスが便利なことを紹介。
また、地縁や血縁のない人が移住する場合、役場関係や地元企業に一旦所属し、その肩書で地域の人に認識してもらうこと、地元の人と一緒に働きながら地域を理解していくことが近道であるという、自身の経験に基づいた処世術などが話されました。

 

3日目 富岡町の仕事と生活を知る

最終日の3日目は、富岡町内で活動している団体の訪問と、実際に町内を散策して町の様子を感じてもらいました。

(一般社団法人 とみおかワインドメーヌ)

(JR常磐線 夜ノ森駅周辺を散策)

(屋内の遊び場 富岡町地域交流館「富岡わんぱくパーク」

 

最後に、富岡町月の下交差点近くの、双葉郡8町村のインフォメーションセンター「ふたばいんふぉ」で、3日間の振り返りを行いました。
「一番印象に残ったこと」「今後の富岡町との関わり」という2つのテーマで、参加者の皆さんから言葉を紡いでいただきました。

多くの方から「定期的に訪れたい」という声が上がったり(「夜の森の桜並木が見たい」という声も)、「(震災の影響の)光と影」を感じる一方、「移住者も帰還者も前向きで生き生きしている」、「(仕事や環境の)ハードルを超えて移住したい」という声もいただきました。

 

今回のツアーは、東北出身のJTBスタッフ、富岡町出身の役場職員、自身も移住者であるとみおかプラススタッフが、自分たちが感じている富岡町の魅力と今のリアルな姿を伝えたいと準備して来ましたが、参加者の皆さんからの最後の言葉を聞いて、想いが伝わったように感じました。

移住するというのは、非常に大きな決断です。富岡町自体も、移住を受け入れるにあたり、まだ課題があると感じています。

このツアーをきっかけに、また富岡町を訪れていただき、少しずつ地域と関係をつくっていってもらえたらうれしいです。
富岡町には、5日間まで無料で利用できるお試し住宅がありますし、移住検討の訪問に関しては交通費の補助制度もありますので、こういった制度も利用いただきながら、ぜひまた富岡町をご訪問ください!

 

とみおかプラスの移住・定住事業の記事はこちらから

※写真提供 JTB、富岡町、とみおかプラス


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