2022/04/27

イベントレポートインターンシップとみサポ事業実績

Fukushima Field Xインターン企画「とみおか はっけん、」「祭会-さいかい-」開催レポートvol.1【とみサポ】【関係交流人口拡大】

福島県主催の「Fukushima Field X(フクシマフィールドクロス)」のインターン(以下、FFXインターン)として、2022年3月上旬に大学生5人が富岡町を訪れました。
インターンのミッションとしてFFXインターンが提案した、富岡町の復興拠点における2つのアクションプラン「とみおか はっけん、」と「祭会-さいかい-」。この2つの企画を、富岡町桜まつり2022に合わせて開催。とみおかプラスは、とみおかサポータークラブ事業として、大学生インターンたちの運営をサポートしました。

FFXインターン企画で富岡町を訪問した大学生たちと

開催レポート第1弾として、とみおかプラススタッフからのレポートを掲載します。(第2弾は、学生たちのレポートを掲載予定ですのでお楽しみに!)

 

4月8日(金)

企画を運営するFFXインターン5人が富岡入り。
満開直前の夜の森の桜並木と花寺・宝泉寺のライトアップを見学しました。

3月上旬にFFXインターンの富岡町滞在時には、もちろん富岡町の観光の目玉である桜は開花しておらず、過去の写真や資料、町民らから聞いた話を通して「富岡町の復興拠点におけるアクションプラン」を企画した5人。本物の桜並木やライトアップを見て、圧倒されたようでした。
興奮した様子でたくさん写真を撮りながら、感想を交わすFFXインターンを見ていると、こちらも心が弾みました。

 

4月9日(土)

ただ訪問するだけでなく富岡町を内から体感してもらうべく、午前中はFFXインターンには、富岡町桜まつり2022のイベントブースのサポートをお願いしました。
とみおかプラスのブースでは、富岡町産米使用の日本酒・純米大吟醸 富岡魂と、スパークリングSAKE萌の躑躅、萌の躑躅DRYの販売サポートを、とみおかワインドメーヌのブースでは、震災前は夜の森で営業していた料理店「和伊んや」のレシピのクラムチャウダーなどの販売をサポートしていただきました。

午後には、1つ目の企画「とみおか はっけん、」に参加する大学生が富岡町に到着。

「とみおか はっけん、」ツアーの目的は、
・とみおかに触れたことがない人に実際に来てもらい復興の光と影を感じてもらう
・とみおかに関わる方々のお話を聞くことでとみおかに対する熱を上げてもらう

ツアーの内容は、富岡町桜まつりで富岡町の魅力(桜並木等の観光、町内外、避難先から人が集まるお祭り)を感じてもらった後、とみおかプラス前事務局長・佐々木さんのガイドで、車で富岡町全体をめぐるほか、とみおかアーカイブ・ミュージアムで富岡に対する理解を深め、町全体を知ってもらう

という内容で、FFXインターンが企画、参加者への声掛けを行いました。
今回は、9人の大学生(ほぼ関東在住)が参加し、FFXインターンと合わせ、14人の大学生が富岡町を巡りました。

 

「とみおか はっけん、」ツアー行程

富岡町桜まつり2022、周辺桜並木の散策

<富岡町周遊(3台の車で移動)>
富岡町さくら通り(2022年1月に規制が解除され、12年ぶりに通れるようになった夜の森公園前の桜並木を車で通過)

とみおかワインドメーヌ小浜圃場見学、代表理事・遠藤秀文さんのお話

とみおかアーカイブ・ミュージアム見学(震災当時、役場職員として災害対策本部・避難所運営に携わった佐々木さんのガイド)

桜の名所、花寺・宝泉寺を見学

富岡復興メガソーラーSAKURA(車中見学)

富岡漁港見学

美しい桜並木や桜まつりで盛り上がる町の様子を見た後に、
未だ帰還困難区域の残る場所、
震災後に市民の力で立ち上げたとみおかワインプロジェクト、
震災前から震災発生で変わっていった富岡町の歴史、
原発事故により新しいエネルギー産業を目指すメガソーラー、
7年の時間を経て再開した漁港などを見た大学生たちには、
「富岡町復興の光と影」が強く刻み込まれたことと思います。

「とみおか はっけん、」のあとは、双葉郡8町村のインフォメーションセンター「ふたばいんふぉ」で、2つ目の企画「祭会-さいかい-」を開催しました。

 

「祭会-さいかい-」は、
富岡のお酒と共に食事をしながら、若者を中心に対話に参加できる集まりとして企画。
富岡町のアツい方々、富岡町に住んでいる人、富岡町にインターンで来たことがある学生、富岡町に興味のある方々が定期的に集まる場になることを目的とし、富岡に訪れる季節を1つに限定しないために、8か月ごとに開催したいと考えているそう。
この祭会を通して、「ひさしぶり!」や「はじめまして!」が生まれるような空間になればという想いが込められています。

「祭会-さいかい-」には、「とみおか はっけん、」に参加した大学生たちのほか、過去に富岡町でインターンした人やとみおかアンバサダー、富岡町内で活動したり、町に関わる大人たちなど、約30人が参加。FFXインターンが司会進行、受付などすべて担当し、円滑なイベント進行を支えました。

参加者は、桜まつりや「とみおか はっけん、」の感想、それぞれの活動や思いを話しながら、大いに盛り上がっていました。
※「祭会-さいかい-」は、新型コロナウイルス感染予防に留意のうえ(消毒・検温など)開催しました※

集合写真の時だけ、マスクを外して撮影しました!

そして会の終わりには、多くの参加者が富岡町訪問での学びやまた富岡町に来たいという声を届けてくれました。

今回、FFXインターンの企画により、多くの若い世代が富岡町を訪れ、学びや気付きを持ち帰ってくれたこと、また富岡町に来たいと思ってくれたことは、本当にうれしいことです。
そしてこういった機会は、とみおかプラス単独では成しえなかったことです。FFXインターンの皆さんに、心から感謝いたします。

FFXインターンの5人

今回のイベントでの富岡町とのご縁を、長く続けていきましょう!
いつでも、富岡町でお待ちしています。

 

インターンによるレポート<前編>

Fukushima Field Xインターン企画開催レポートvol.2「とみおか はっけん、」編【とみサポ】【関係交流人口拡大】

インターンによるレポート<後編>

Fukushima Field Xインターン企画開催レポートvol.3「祭会-SAIKAI-」編【とみサポ】【関係交流人口拡大】

 


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